もう一歩進んだ感染防止マスクを!!
開発のきっかけと経緯
花粉症に悩まされ続けてきた30年。
看護師としての現場では、使い捨てマスクはごく当たり前の、体の“備品”でした。医療現場から離れ、日常的にも着用するようになって、
“使い捨て”に抵抗を覚え、洗濯して使えるものを自作してみようと思いました。
折しも今年に入って、新型ウィルスの蔓延で市場は一気にマスク不足に陥り、巷に手製の布マスクが出始めました。しかし、
- 洗濯、アイロンがけが可能
- 立体型
- 内側は柔らかいコットンで仕上げ
- 複層構造
- 耳掛けゴムは肌に優しい
などのレベルはどれも備えていますが、今一つ物足りなさを覚えたのです。
そこで課題を煮詰め、もう一歩進んだ感染防止マスクを社会に出してみようと考えました。
衛生マスク 『つまみーな』の特徴
A)つまみ付き
マスクがずれてくると、普通はマスク本体のどこかをつまんで直します。 ウイルスは手からマスク本体のあちこちに付着し、吸気とともに口から吸入されます。 これを少しでも抑えるために、次の工夫をしました。
- つまむ為の場所を1か所に絞る。
- つまみは本体から突出させる。
- 位置は鼻孔や口元を避け、自分の視界に入る場所に設置。
- つまみはマスク全体を持ち上げやすいマスク表面の上部とする。
- 布地は表面生地に合わせ目立ちにくいものとする。
B)鼻パッド付<意匠登録申請済>
鼻脇の隙間からの空気の漏れを抑えるため、内側上部に隙間を埋める鼻パッドを付けました。
- 鼻パッドにはクッション性を持たせる。
- どんな人の鼻脇にも柔軟に対応させる。
- 布地は裏面生地と同じものを用い、異物感をなくす。
C)固定ひも付<意匠登録済>
マスクの内側にインナーシートを装着した場合、 シートがずれて外にはみ出たり、 落ちたりすることがあります。それを防止するため、インナーシートの固定支持ひもを工夫しました。
- マスク裏面にひもをV字型に取り付ける。
- 裏面両側上方端まで伸ばして固定する。
- ひもの布地は、裏面生地(ソフト生地)と同じものを使用する。